『プロカウンセラーのコミュニケーション術』
東山紘久/著
<四六判 並製 224頁>
創元社 2005年3月刊行 ISBN 978-4-422-11334-0
コミュニケーションをよくするためには、まず相手の話をじっくり聞くことが大切。
プロカウンセラーである著者が、そうした「聞くこと」の極意を語った前著は、35万部を超えるベストセラーになった。
本書は、そこからさらに発展して、プロカウンセラーが、相手の話を聞くときに、どのような点に注意して話を聞いたり発言したりしているのか、相手のしぐさや言葉、表現のし方や態度、話の内容など、コミュニケーションを円滑に進めるうえで注意すべき観察の極意を語る。
…目次…
はじめに
1.屁理屈の陰に本心あり
2.否定の気持ちには肯定がある
3.こころは柔らかく柔らかく
4.「が」をはらず「でも」はコントロールして
5.「われわれ」「みんな」は、「私」の代名詞
6. 他人への悪口も身の内のこと
7.理屈と人情──「それで…」の使い方
8. 集団と個人
9. 夢は生きるエネルギー
10. 夢と現実──「~したい」と「~する」の区別
11. 孤独と除け者に悪魔は迫る
12.依存性は甘い麻薬
13.楽しいお酒は依存症にならない
14.ロマンの素は子ども的心
15.わからないことは、意味を元から考える
16.気になる他人の欠点は、自分の潜在的欠点
17.儲け話は人にはしないもの
18.「男心は男でなけりゃ」「女心は女でなけりゃ」
19.似た者同士はわかりやすく、異なるもの同士は魅力がある
20.肉体関係をもたなければ、男女でも一生の友達
21.秘密を守るための煙突
23.知ることは理解のはじまり
24.終着駅は始発駅
25.宗教者は人間である
26.内なる声と外からの声
27. 身体表現と感情表現――身体に聞いてみよう
28.些細なことの重要性
29.本音と建前──京文化の知恵
30.純粋と汚れ、正義の邪悪
あとがき